大晦日のテレビと言えば、
「紅白歌合戦」か「ガキの使いやあらへんで(通称 ガキ使)」の「笑ってはいけないシリーズ」
のどちらかを見るという人が多いかと思いますが、この二つの番組のどちらが視聴率が高いのででしょうか?
疑問に感じたので、2016年〜2017年の大晦日から元旦に放送された紅白歌合戦とガキ使の視聴率とその推移を調べて比較してみました!
また紅白とガキ使の過去の視聴率の推移のグラフや視聴率の比較結果についても紹介しています。
もし興味があれば、ご覧ください!
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Contents
2016〜2017年の紅白歌合戦とガキ使の視聴率を比較した
早速、2016年〜2017年の紅白歌合戦とガキ使の視聴率を比較していきたいと思います。
2016年紅白歌合戦の平均視聴率
2016年〜2017年の第67回紅白歌合戦平均視聴率速報が発表されました。
第1部:35.1% (前年の34.8%から0.3%アップ)
第2部:40.2% (前年の39.2%から1%アップ)
前年2015年に平均視聴率が40%を切ってしまい、2016年の視聴率が不安視されていた紅白歌合戦でしたが、蓋を開けてみれば、まさかの40%超えでした!
放送終了後の感想では「謎の演出」「グダグダ」などと酷評されていた2016年の紅白だっただけに、意外な結果でしたね。
1月5日(金)には紅白の詳細な視聴率が報道各社から伝えられるはずですので、1月5日はさらに詳しい結果をお伝えできると思いますので楽しみにしていてください!!
2016〜2017年ガキ使の平均視聴率
2016~2017年のガキ使平均視聴率も速報値が発表されました。
第1部:17.7% (前年の17.6%から0.1%アップ)
第2部:16.1% (前年の15.3%から0.8%アップ)
2016〜2017年ガキ使も紅白と同程度の視聴率アップでしたね!
前年は「マンネリ」「もう今年で終わりか?」などと噂されていただけに、こちらも大健闘と言えるでしょう!
その他民放放送局の視聴率
2016〜2017年の放送では、紅白、ガキ使共に前年2015〜2016年の放送の視聴率を上回る結果となりましたが、その他の民放放送局の裏番組の数字はどうなっているのでしょうか
いずれも長時間番組なので、最高視聴率となったある事案隊の視聴率を調べてみました。
- テレビ朝日「くりぃむVS林修!年越しクイズサバイバー2016」7.1% (18時から60分)
- TBS「史上最大の限界バトル KYOKUGEN2016」6,5% (18時から170分間)
- テレビ東京「ボクシング2大世界戦」3.9%(21:30~23:30)
- フジテレビ「RIZIN WORLD GP決勝戦」7.1% (19時から120分間)
いずれの番組も、ガキ使にさえダブルスコアの差をつけられており、相変わらず大晦日のテレビ番組は、紅白とガキ使のツートップ体制が揺るぎないことがはっきりしました。
出演者の高齢化で、痛々しささえ感じられるようになってきたガキ使ですが、日本テレビとしては、まだまだガキ使に頼らないといけない状況です。
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過去の紅白歌合戦vsガキ使の視聴率を比較
過去の紅白歌合戦とガキ使の視聴率についても比較してみたいと思います。
紅白歌合戦もガキ使も長時間番組なので、第1部と第2部に分けて過去の視聴率が公表されています。
それぞれの番組の第1部と第2部の時間設定は下のようになっています。
番組名 | 第1部の時間帯 | 第2部の時間帯 |
紅白歌合戦 | 19:15~20:55 (100分) | 21:00~23:45 (165分) |
ガキ使 | 18:30~21:00 1(150分) | 21:00~24:30 (210分) |
一部と二部でそれぞれの視聴率の推移をグラフにして比較してみます。
(関東地区のデータ)
グラフの色の意味は下の通りです。
青:紅白第1部、赤:紅白第2部
緑:ガキ使第1部、オレンジ:ガキ使第2部
視聴率比較の結果は・・・紅白の圧勝ですね!!
ネットをよく使う層はダウンタウン世代の方が多いでしょうし、ここ数年の空前のお笑いブームもあって、いい勝負をしているのではないかと予想していました。
しかし、全国民的には紅白歌合戦に人気はまだまだ揺るぎないものでした!
紅白、ガキ使ともここ数年での最高視聴率は2013年に記録しています。
それ以降はどちらも視聴率はやや下り坂の傾向ですね。
2015年末の番組視聴率に関する報道の論調は、紅白は視聴率低迷だが、ガキ使は順調という感じでしたが、実際の所はどうだったのでしょうか?
2014年と2015年の各放送局の大晦日の視聴率でざっくりと傾向を押さえてみたいと思います。
局 (番組) | 2014年の 視聴率 |
2015年の 視聴率 |
2015年 -2014年 |
NHK (紅白第一部) |
42.2% | 34.8% | -3.0% |
日本テレビ (ガキ使第一部) |
18.7% | 17.6% | -1.1% |
紅白とガキ使の合計 | 60.9% | 52.4% | -4.1% |
テレビ朝日 19時台 | 5.9% | 7.0% | 1.1% |
TBS 19時台 | 8.3% | 7.7% | -0.6% |
フジテレビ 19時台 | 4.0% | 5.0% | 1.0% |
テレビ東京 19時台 | 5.8% | 7.2% | 1.4% |
その他の合計 | 24.0% | 26.9 | 2.9% |
全体の合計 | 84.9% | 83.7% | -1.2% |
2014年から2015年の視聴率推移の傾向をまとめると次のようになります。
紅白歌合戦:3%の視聴率ダウン。
ガキ使:1.1%の視聴率ダウン。
なんと、2つの番組ともに視聴率が下がっていました。
その合計は4.1%ダウンです。
つまり、低迷した紅白歌合戦から順調だったガキ使に視聴率が移ったわけではないということです。
では、紅白とガキ使から離れた視聴者はどこに行ったのでしょうか?
紅白とガキ使以外の番組の視聴率の合計は、2.9%のアップとなっています。
つまり、紅白とガキ使以外の番組が善戦して、紅白とガキ使から視聴率を奪ったということです!
定番番組の視聴率低迷と視聴者離れが数字に表れていますね。
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2015年の紅白歌合戦とガキ使の視聴率の推移はどうだったの?
次に、紅白歌合戦とガキ使の視聴率の推移や最高視聴率がどうなっていたのかを見ていきます。
特に紅白歌合戦とガキ使二つの番組の視聴率の関連性に注目してみましょう。
まずは、元データとなる紅白歌合戦の視聴率の推移から見ていきましょう。
2015年の紅白歌合戦の視聴率の推移を性別と年代別にまとめたのが下のグラフです。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000011256.html
結構年代と性別によってばらつきがありますね。
紅白の視聴率は60代以上と50代女性で高くなっていますね。これはなんとなくしっくりきますね。
これに対して、男女ともに20代の視聴率が低く推移していますが、驚いたことに10代の視聴率は20代よりも高い結果でした。
単純に若い世代ほど紅白の視聴率が低いというわけではないようです。
さらに一番紅白の視聴率が低かった20代男性に関して、紅白とガキ使の視聴率推移を比較したのが下のグラフです。
ガキ使を最もよく見てる性別、年齢層が20代男性でしょうから、わかりやすい比較ですね。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000011256.html
男性20 代の視聴率の推移を見ると紅白とガキ使の視聴率がキレイに入れ替わって変化してます。
21:41にガキ使がCMに入ったタイミングで紅白では嵐が登場し、視聴率が一気に高くなっています。
その後一旦紅白の視聴率が下がって、ガキ使の視聴率が上がりますが、紅白にEXILEが登場したタイミングで再び視聴率の入れ替わりが起こり、前半紅白での男性20代の最高視聴率を記録しています。
紅白が後半に入っても紅白とガキ使の視聴率入れ替わりの傾向は同様でした。
最後の紅白ハイライト以外での紅白の最高視聴率のシーンが小林幸子「千本桜」からXJapanへのリレーというのもというのもヘビーネット層の20代男性らしい結果です。
こうして分析してみると、紅白とガキ使の視聴率の間には、強い関連性があることがよくわかります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここ数年の紅白歌合戦とガキ使の視聴率を比較してみましたが、以外にも紅白の圧勝でしたね。
若い世代の感覚と、全世代の感覚には、大きな違いがあるものですね。
また、NHKと日テレ以外の他局、特にテレビ東京が視聴率勝負で頑張っているのが印象的でした。
紅白やガキ使もうかうかしているとテレビ東京にがっつり視聴率を持って行かれかねないですね!
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