この記事では、2017年1月12日スタートのフジテレビ木曜劇場のドラマ「嫌われる勇気」(フジテレビ系 火曜午後9時)の視聴率をまとめています。
また、原作「嫌われる勇気」との違いやキャストと相関図もまとめています。
ドラマ「嫌われる勇気」各話の視聴率
ドラマ「嫌われる勇気」の各話の視聴率をまとめます。
視聴率の発表後に追記していきます。
第1話:8.1%
第2話:6.4%
第3話:6.6%
第4話:7.2%
第5話:6.1%
アドラー心理学会からの放送中止要求があり、ドラマの放送継続自体に暗雲が垂れ込めてきましたね・・・
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ドラマ「嫌われる勇気」と原作の違い
ドラマ「嫌われる勇気」の原作は、2013年の発売以来、大ベストセラーとなっている、言わずと知れた「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社)です。
原作「嫌われる勇気」は、アルフレッド・アドラーが20世紀初頭に創設した全く新しい心理学「アドラー心理学」を、悩みを抱える青年と、哲学者との対話形式でわかりやすく解説しています。
一方、ドラマ『嫌われる勇気』は、『アドラー心理学を100%体現できる「嫌われる勇気」を持った人物が、もし警視庁の刑事だったら…。』という大胆なアレンジで刑事ドラマとして実写化した1話完結型のドラマです。
ドラマでは、アドラー心理学の体現者の女刑事・庵堂蘭子を主人公としてドラマ『嫌われる勇気』は進行していきますが、原作「嫌われる勇気」の哲学者 vs 青年という構図はそのまま使われていて、
原作の哲学者→大学教授・大文字哲人
原作の青年=新人刑事・青山年雄
という登場人物に置き換わった形になっています。
文章だけだと原作とドラマの違いがわかりにくいと思いますので、下の表にまとめてみました。
設定 | 原作 | ドラマ |
物語の舞台 | 哲学者の書斎 | 警視庁、大学の心理学科 |
物語の設定 | 哲学者と青年の ふたりだけの対話 |
刑事ドラマ |
アドラー心理学 を学ぶ人 |
青年 | 新人刑事 |
アドラー心理学 を教える人 |
哲学者 | 大学教授 |
アドラー心理学 の体現者 |
無し | 女刑事(庵堂蘭子) |
ドラマでは、原作には存在しない「アドラー心理学の体現者」としての「女刑事・庵堂蘭子」の存在が大きな違いです。
ドラマでは原作には登場しなかった「アドラー心理学の体現者」を登場させることで、「アドラー心理学を学ぶ人」に対してい具体的な行動指針を与える役を担わせることで、ストーリー展開にメリハリと躍動感をもたせているのだと思います。
ドラマ「嫌われる勇気」の登場人物相関図
出典:http://www.fujitv.co.jp/kira-yu/chart/index.html
主人公の庵堂蘭子が所属する「警視庁捜査一課8係」と、その警察組織に捜査協力をする「帝都大学文学部 心理学科」のふたつの組織を中心としてドラマが展開していきます。
各登場人物同士の関係は、相関図と記事後半の登場人物紹介をご覧ください。
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ドラマ「嫌われる勇気」の登場人物とキャスト
警視庁捜査一課8係
庵堂蘭子/香里奈
32歳の警視庁捜査一課8係のエース。
独身、彼氏ナシ。
組織になじまない一匹狼タイプで、周囲の意見には耳を貸さず、自分が信じる道を行く、「嫌われる勇気」を持った女刑事。
アドラー心理学を地で行く、“アドラー女子”。
幼少期にある事件に巻き込まれた過去がある。
青山年雄/加藤シゲアキ
蘭子とバディを組む28歳の新人刑事。
正義感が強く社交的だが、優柔不断で心配性。
他人の評価が気になり、周囲から「嫌われたくない」と思っている。
自分勝手な動きが多い蘭子に振り回され、彼女のことが心底嫌いになるが、蘭子と行動を共にするうち、アドラー心理学を学び成長していく。
半田陽介/升毅
捜査一課8係係長。55歳。
組織を無視した行動ばかりする蘭子に、頭を悩ませている。
現場主義だが出世レースからは一歩遅れを取っていて、内心それが口惜しい。
三宅隆俊/桜田通
捜査一課8係刑事。26歳。
ネットやSNSを駆使するデジタル捜査を担当する無口なネットオタク。
一見やる気がなさそうだが、自分なりの信念と情熱を持って捜査に取り組んでいる。
浦部義孝/丸山智己
捜査一課8係刑事。38歳。
常に命令口調で物を言う武闘派。
事件現場で自称「FBI仕込み」のプロファイリングで推理を披露するが、蘭子にことごとく否定されてしまう。
自分をライバル視する先輩の小宮山にイラッとすることが多い。
小宮山正明/戸次重幸
捜査一課8係刑事。42歳。
半田係長の部下で、捜査現場のリーダー的役割。
出世が第一の計算高い男で後輩の浦部をライバル視している。
帝都大学文学部心理学科
大文字哲人/椎名桔平
帝都大学文学部心理学科教授。52歳。
警視庁に事件の犯人像に関する情報を提供する特別コンサルタント。
アドラー心理学を含め、心理学を一通り習得しており、どこか厭世(えんせい)的で皮肉屋。
学生時代、アドラー心理学の本を夢中になって読む蘭子を自分のゼミに誘った恩師である。
蘭子を理解できない青山に、アドラー心理学の存在を教える“すべてを知る男”。
土方登志郎/寿大聡
帝都大学文学部心理学科の准教授。36歳。
大文字の同僚でありながら、天然でシュールなボケを披露する一面があり、ひと回り以上年下の道子から注意を受けることも。
間雁道子/飯豊まりえ
大文字教授の助手。20歳
しっかり者で大文字からの信頼も厚い。
蘭子に関心があるからなのか、蘭子の捜査関係先に姿を見せることがある。
帝都大学医学部 法医学教室
相馬めい子/相楽樹
帝都大学医学部法医学講座助教で監察医。28歳。
警察の依頼で被害者の解剖を担当する若手のホープ。
自分が自信を持って示した見解を「妄想」だと否定する蘭子に、イライラを募らせている。
そのため蘭子の弱点を探そうと、大文字に接近する。
警視庁 鑑識課
梶準之介/正名僕蔵
鑑識課主任鑑識官。45歳。
一番に事件現場に臨場し、現場検証を担当する。
蘭子の観察眼に一目を置き、「さすが庵堂蘭子」と言うのが口癖。
妻子がいるが、由稀菜から妻が浮気しているのでは、とからかわれただけでうろたえてしまう。
村上由稀菜/岡崎紗絵
鑑識課鑑識係。22歳。
梶とタッグを組んで現場検証を行う。
年少ながら天性の勘と嗅覚を持ち、重要な証拠を見つけることもある。
孤高を貫く蘭子を尊敬する反面、先輩の梶をイジるのが日課の理系女子。
まとめ
ドラマ「嫌われる勇気」の原作との違い、キャストや相関図と各話の視聴率についてまとめました。
原作の大ベストセラー「嫌われる勇気」を刑事ドラマという大胆なアレンジでドラマ化していますが、原作の「哲学者vs青年」という基本部分は「大学教授vs新人刑事」という構図で残しつつ、「孤高の女刑事」というアドラー心理学の体現者を投入することで、ドラマに爽快感を持ち込んでいますね。
原作本にとっつきにくさを感じていた人にとっては、アドラー心理学を楽しく学ぶ良い機会だと思います。
ぜひ放送を楽しんでください!
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