
最近「スマートスピーカー」という言葉をよく耳にしませんか?
スマートスピーカーとは、AI(人工知能)による音声アシスタントを搭載した高機能スピーカーのこと。
IT大手各社やスタートアップ企業が開発に取り組んでいますが、その中でも物流の巨人Amazonが他社に先駆けて市場投入したスマートスピーカーが『Amazon Echo(アマゾン エコー)』です。
すでにAmazon Echoは、本国アメリカでは2015年に発売され大ヒットしています。
この記事では、まだ日本では馴染みの薄い『Amazon Echo(アマゾン エコー)』について、できることや日本語対応版の発売日と価格情報をまとめました。
Contents
Amazon Echo(アマゾン エコー)とは?
Amazon Echo(アマゾン エコー)とは、音声だけで操作ができるハンズフリースピーカー。
「Amazon Music」をはじめ、複数の音楽配信サービスを利用できるほか、AIアシスタント『Alexa(アレクサ)』を呼び出して、連携する幅広いサービスの利用や機器の操作ができます。
この連携サービスについては後半でご説明します。
Happy Cinco de Mayo! You know what that means? Summer cocktail season is here! #AskAlexa pic.twitter.com/NRWU82YSRd
— Amazon Echo (@amazonecho) 2017年5月5日
Amazon Echo(アマゾン エコー)の大きさは直径8.4cm、高さ23.5cmの筒型。
インターフェースは、本体上部にあるミュートボタンとアクションボタンだけといたってシンプル。
話しかけると上部のリングが青や緑に光ります。
クラウドサービスを使うのでWiFi接続が必要。
また、常時待ち受け状態になっているので電源ケーブルが必須です。
色は黒と白の2種類がラインナップされています。


Amazon Echo(アマゾン エコー)でできること
Amazon Echo(アマゾン エコー)でできることをもう少し詳しく見ていきましょう。
本体上部に高性能マイクを7基搭載していて、話しかけるだけで、調べ物をする、音楽を流す、ニュース速報を読み上げる、買い物をするといった様々な機能が使えます。
Amazon Echo(アマゾン エコー)に搭載されているAIアシスタント「アレクサ」に話しかけるだけで、質問に答えてくれたり、命令を実行してくれたりします。
例えば、ニュースや天気予報、グーグルカレンダーにある自分の予定などを答えてくれます。
また「ドナルド・トランプは誰?」というような質問にもネット検索した結果を駆使して回答してくれます。
さらに、「アレクサ、ベートーベンをかけて」と話しかければ、音楽配信サービスから曲を再生してくれます。
アマゾンの製品だけにアマゾンでの買い物にももちろん対応しています。
「アレクサ、キッチンペーパーを注文しておいて」と話しかければ、アマゾンで設定している「1-Click購入」の設定に従って発注と決済をしてくれます。
音声認証コードを設定すれば、子供がいたずらで発注するというような誤発注も防げます。
タイマー機能もと細されているのでアメリカではキッチンタイマーがわりにキッチンに置く人も多いとか。
Amazon Echo(アマゾン エコー)の拡張機能『スキル』
Amazon Echo(アマゾン エコー)のAIアシスタント「アレクサ」にはさらに便利な機能があります。
『スキル」と呼ばれる機能拡張システムです。
『スキル』を追加することで他の製品やサービスとの連携が可能となります。
例えば、スターバックスコーヒーのスキルを追加すれば、
「アレクサ、スターバックスにいつものメニューを注文しておいて」とAmazon Echo(アマゾン エコー)に話しかければ、注文も支払いもアレクサが完了して、店に着いたら出来立ての飲み物をすぐに受け取ることができます。
スキルには、スターバックスの他にも、海外で普及しているウーバーという配車サービスやピザの注文といった9000以上もの様々なスキルが用意されています。
つまり、スマホアプリのようにスキルを追加してどんどん機能を拡張していけるのですね。
Amazon Echo(アマゾン エコー)の日本語対応は?
現在、アレクサが対応している言語は英語とドイツ語のみで日本語では使えません。
しかし、2017年2月から、スマホ用の「アマゾンショッピングアプリ」が日本語音声に対応しており、ここで日本語の音声サンプルを蓄積することで近い時期にアレクサが日本語に対応するのではないかと各メディアは予想しています。
Amazon Echo(アマゾン エコー)の発売日と価格
スマートスピーカー業界ではライバルのGoogle Homeが日本史市場を虎視眈々と狙っていたり、LINEが独自に開発を進めているAIアシスタント「Clova」を搭載したスマートスピーカー「WAVE」を2017年夏に日本と韓国市場で発売する計画としていることもあって、Amazon Echo(アマゾン エコー)も遅くとも2017年末までには日本市場に製品を投入してくるのではないかと思われます。
価格については、為替差益の影響もあり、現時点では未知数ですが、米国でのAmazon Echo(アマゾン エコー)の販売価格である150ドル(約17,000円)から大きく変わることはないと思われます。
Amazon Echo(アマゾン エコー)の機能と先進性から考えるとお得な価格です。
最後に
まだ日本では馴染みの薄い『Amazon Echo(アマゾン エコー)』でできることとや期待が高まる日本語対応版の発売日や価格情報などまとめました。
まだ日本語への対応スケジュールや日本市場への販売時期などは明確に見えていませんが、AIアシスタントの成熟とスマートスピーカー市場の盛り上がりを考えると、Amazonが日本市場に攻勢をかけてくるのもそう遠くはない未来でしょう。
近いうちに発表があることを期待しましょう!
<関連記事>
HomePodとは?Appleスマートスピーカーの機能や発売日と価格を調査
GoogleHomeとは?日本語対応版でできることと発売日や価格を調査
最後までお読みいただきありがとうございました。