つまびらか」という言葉をご存知ですか?

聞いたことはあるけど、使ったことはないという方がほとんどなのではないかと思います。

この記事では「つまびらか」という言葉の意味や語源と使い方をまとめてみました。

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つまびらかの漢字と意味

つまびらかは、漢字では【詳らか・審らか】と書きます。

古くは「つまひらか」といいましたが、「つばひらか」から「つまびらか」と音が転じてきました。

 
つまびらかの意味は「くわしいさま。物事の細かいところまではっきりしているさま。」です。
出展:デジタル大辞泉

 
古くからある大和言葉に漢字を当てたのではないかと思われますが、音の響きがきれいですね。

ただし、話し言葉というよりは、かしこまった書き言葉という感じで、声に出すとかなりぎょうぎょうしい印象を受けます。

つまびらかの語源

「つまびらか」 の 語構成は「つま」 + 「びらか」です。

「つま」 は,古語にある 「つばら」という語が変形したものとされていています。

 
「つばら」 の 「つば」 は,もとは,「粒」を意味する 「つび」 で、「極めて小さいもの」という意味を持っています。。

「びらか」 は 「開く (ひらく)」の意味で、「びらく」と音が濁ったものです。

 
「開く」 には、「扉を開く」などの文字通りの意味の他に、 「明らかにする」「明らかになる」という意味もあります。

ですから、「つばびらか」 は、「粒のように細かいところまで明らかになる」という意味を持つことになります。

 
その 「つばびらか」 の 「つば」 が 「つま」 に音韻変化して「つまびらか」となりました。

<参考サイト>
ナッシーの語源帳

 
たったの仮名で5文字の言葉にも深い背景があるものですね。

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つまびらかの使い方の例

このように古い日本語にちなむ成り立ちと綺麗な日本語らしい音感をのこしている「つまびらか」という言葉ですが、その古さから、現代日本語の話し言葉で使われることはほとんどなく、もっぱら国会答弁のようなかなり形式張った席で使われるのみです。

 
2017年7月10日の学校法人「加計学園」獣医学部新設計画をめぐる衆院の閉会中審査の中で、萩生田光一官房副長官が以下のように発言して話題になりました。

萩生田氏は「(昨年)10月7日夕刻に(文科省の)局長と会ったのは事実だ。特区のことを説明された記憶はある」と答弁する一方、文書の信憑(しんぴょう)性に関しては「このような項目について、つまびらかに発言した記憶はない」と説明した。産経新聞

 
なにかわざと難しい表現を持ち込んで、都合の悪い答弁を煙に巻こうとしているような印象を感じます。

もう少しエレガントな例文があればよかったのですが・・・

まとめ

「つまびらか」という言葉の意味や漢字と語源を調べてみました。

もとは古い日本語が元になった綺麗な音の言葉ですが、その意味の硬さから国会答弁クラスの形式張った場でしか使われないようになってしまっているのがさびしいですね。

政治家や官僚の言い訳にばかり使われるのではなく、もっと美しい使われ方をしてほしいものです。

 
最後までお読み頂きありがとうございました。

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