以前からパナソニックが開発を進め、2015年から成田空港などで実証試験を進めていた翻訳拡声器「メガホンヤク」がいよいよ発売されました。

東京都の小池百合子東京都知事が関心を示されていることでも注目されています。

この記事では、気なるメガホンヤクの価格や機能と仕組みについてまとめていきます。

メガホンヤクとは?

メガホンヤクとは、 パナソニックが開発したメガホン型翻訳機と、それを利用した多言語音声翻訳サービスのことです。

企業や公共機関などの法人向けに2016年12月20日からメガホンヤクのサービス提供を始めました。

今回発売されたメガホンヤクは、日本語音声を英語、中国語、韓国語の3カ国語に翻訳してくれます。

昨年12月からパナソニックが空港やイベントなどでメガホンヤクの実証実験を繰り返していました。

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メガホンヤクの仕組み

メガホン型翻訳機「メガホンヤク」の本体のボタンを押しながら日本語で音声入力すると、1〜2秒で音声照合と翻訳をして、その結果をメガホンヤク本体の液晶に表示してくれます。

その後、拡声ボタンを押すと、日本語、英語、中国語、韓国語ので音声が出力されます。

メガホンヤクには約300の定型文が登録されています。

数字などはワード選択機能を使って、あらかじめ登録している単語をを選べるので、全体で約1800パターンの文章が利用できます。

さらにすごいのがクラウドを使ったカスタマイズ機能です。

あらかじめ登録した文章以外にも、使用する場所や用途に合わせた文章を追加することできます。

もちろん、ソフトウェアアップデートや保守もクラウド経由でできます。

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ただし、残念なのは自由文の翻訳には対応していないこと。

メガホンヤクの拡声器にに向かって話すとリアルタイムに翻訳して音声が流れる仕組みではないのです。

ですが、パナソニックでは携帯型のリアルタイム翻訳機を2020年のオリンピック投入に向けて開発中のようです。

これは本当に楽しみですね。

まさしくドラえもんの「ほんやくこんにゃく」が現実の世界に来た感じ。

英語ができない筆者は。語学の学習が不要となってくれると、嬉しいな(小声で)

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メガホンヤクの機能

パナソニックの商品紹介ページから、メガホンヤクの基本機能を引用します。

録音や再生の操作がかんたん
再生ロックスイッチ 同じアナウンスを繰り返し再生してスタッフの負担を軽減
日英中韓 順番変更/間隔調整 拡声する順番や間隔を変更できる
お気に入り/ショートカット 頻繁に使う定型文をすぐに呼び出せる
男性/女性の合成音声 用途に応じて切り替えられる

男女の声の切り替え機能は地味に嬉しい機能ですね。

可愛い女性の空港職員さんの声が男性の声で再生されたら空港の雰囲気が台無しですもんね・・・

定型文の操作もスピーディ
ワード選択機能 部分的にワードを変更したい場合もタッチでかんたんに選択して変更
定型文連結 よく使う定型文を連結して分かりやすい誘導・案内ができる
グループ選択 使用する定型文が異なる拠点や業務ごとに定型文を変更できる
キーワード検索・ソート 使いたい定型文がすぐに見つかる
候補定型文選択 万が一の誤認識時に、かんたん操作で別の候補をすばやく選択

定型文連結機能も嬉しいですね。現場の状況に合わせて臨機応変に対応できそうです。

緊急時にも安心して使える設計
大音量 大勢の人に一斉にしっかり情報伝達できる
高性能な音声認識 80デシベル程度の大きな騒音下でも正確に入力できる
防塵・防水設計 屋外でも気にせず使える

80デシベルといえば、地下鉄の車内、電車の車内、正面1mでのピアノの音レベルの騒音です。

かなりうるさい場所でも使えますね。

メガホンヤクの価格

メガホンヤクが大変魅力的な製品なのはわかりましたが、肝心の価格設定はどうなっているのでしょうか?

12月20日からサービスが開始されたのは法人向けサービスで、契約は原則5台以上からとなっていて契約期間は36ヶ月です。

法人向けですので定価は設定されておらず、オープン価格となっていますが、月額約1万円代後半程度と予想されています。

月額2万円としても、日割りにしたら600円程度ですから、メガホンヤクを毎日使う空港や駅などの法人にしてみれば、十分に安い価格と言えるのではないでしょうか。

メガホンヤクの導入予定

東京メトロが、12月31日から導入すると発表しましたね。

まず、初詣などで混雑する可能性がある浅草駅、明治神宮前駅で運用を予定しているそうです。

今年の年末年始は、メガホンヤク片手に中国語や韓国語で誘導する駅員さんの姿があちこちで拝めるかもしれません。

筆者は地方在住なので確認はできませんが、年末年始にメガホンヤクを目撃された方は、ぜひコメント欄に目撃情報をお願いします!

まとめ

パナソニックが発売した翻訳拡声器「メガホンヤク」の仕組みや機能と価格についてまとめました。

現状は定型文のみに対応ですが、それでも人が大勢集まる場所で、ある程度臨機応変に言語の翻訳ができるのは、とてつもなく便利ですね。

今後は、商業施設でも中国語や韓国語での案内が普通になっていくのでしょう。

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