コラムニストとして著名な勝谷誠彦氏が2017年の兵庫現地県知事選に出馬しています。

先日、勝谷誠彦氏の公約が政策データベースと制作骨子の形で発表されました。

この記事では、勝谷誠彦氏の兵庫県知事選の公約を、政策データベースと制作骨子を元にわかりやすくまとめてみました。

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勝谷誠彦氏の公約はただひとつ

発表された政策データベースによれば、勝谷誠彦氏の公約はただひとつ。

それは、兵庫県知事としての「目標を掲げる」ということ。

勝谷誠彦氏は次のように述べています。

4年の任期の間には、さまざまなことが起きるでしょう。天災もあるだろうし、県だけではどうしようもない国政の上での変化もあるかもしれません。それらを予測して、いいかげんな「公約」をする勇気が私にはない。

 「目標」を掲げようと思います。私が知事にいる間には達成できなくとも、いつかはそこに到達したいという輝く星を掲げたいのです。県民と県職員がみんなでその星を見つめて、あそこに行くのだと思えるような。政策データベース

できるかできないかわからないことをいい加減に約束はできないということですね。

そこで、「公約」ではなく「目標」を定めることを公約とすると。

公約を守った政治家というのは今まで覚えがなくて。「公約」という言葉が白々しく聞こえる昨今の情勢からすると、「目標」という実直な言葉で政策を語ることには、やや弱腰ながらも好感を覚えます。

勝谷誠彦氏が思う兵庫県政3つの課題

勝谷誠彦氏が兵庫県知事としての公約=目標と政策を示すに当たって、その元となる3つの課題を示しています。

兵庫県政の課題1 厳しい財政状況

恒常的に厳しい兵庫県の財政状況の原因を勝谷誠彦氏は次のように分析しています。

・トップが変わらないため、それぞれの部局で事業や予算の見直しが行われない
・税金は「ヒトのカネ」という意識のため「費用対効果」を考えられていない。
・迅速な事業収益の報告がなされていない。
・現場の責任者が明らかになっていない。

県職員は、すべての県民への奉仕者として、県民のおカネをお預かりしているという意識を徹底させるとしてます。

兵庫県政の課題2 情報発信力の不足

次に情報時代の中での兵庫県の情報発信力の不足を指摘を次のように分析しています。

・トップに「哲学」がないため、語るべき言葉がなく情報が発信できない。
・県政の透明性が低く、情報公開がなされていない。

多くの情報メディアで活躍してきた勝谷誠彦氏には情報発信は得意分野ですね。
 

兵庫県政の課題3 県勢の凋落

3つめの課題として県勢の凋落をあげています。

人口が減り続けており、それを手当てするために産業と教育に力を入れるとしています。

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勝谷誠彦氏の兵庫県政5つの目標と10の政策

3つの課題を認識した上で、勝谷誠彦氏は5つの分野での10の政策を提言しています。

5つの分野は以下です。

  1. 子育て
  2. 教育
  3. 観光
  4. 暮らし
  5. 行政の透明性

次に、各分野の政策を見ていきましょう。

1. 子育て分野

「子育てするなら兵庫県」として、日本一子どもに優しい兵庫県を目指すとしています。

政策1 日本一子育てしやすい兵庫県

<目標>待機児童数0を目指します(平成33年度まで)

<目標>「子育てがしやすい」と思う人の割合90%を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • 第2子とそれ以降の保育料無料化
  • 高校3年生までの医療費無料化の推進
  • 認定こども園や認可外保育施設の用地購入費・建設費・運営費補助
  • 市町での「子ども・子育て支援事業」の積極的な財政支援
  • 県内で就労する保育士の待遇改善と独自の加算措置

政策2 日本一子どもに優しい兵庫県

<目標>子どものいじめ自殺者数・性犯罪被害者数・虐待被害者数0を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • 学校に「スクールポリス」(警察・警察OBOG)・「スクールヴェテラン」(地域の大人たち)の配置、学校との連携強化
  • 子どもを狙った性犯罪防止のため、通学路への防犯カメラの設置促進
  • 元気なおじいちゃん・おばあちゃんによる地域のこどもサポート制度創設
  • 保護者、子どものメンタルヘルス支援強化(悩み解消のためのカウンセリングなど)
  • 「いじめは犯罪」意識確立と地域と学校の連携による徹底的予防
  • いじめの傍観者にならないよう、クラスでの話し合い・学びあい取り組みの支援
  • お父さんお母さんが留守にしがちな家の子どもが安心して食事し、遊び、勉強することができる子ども食堂、子どもホームなど子どもの居場所を全地域に設置
  • 保育園と特養施設の多世代相互連携・交流の拡大
  • 企業・団体のワークライフバランス確保、自宅での仕事、育児休暇取得など実施促進
  • 「児童相談所」を「児童保護センター(局)」に名称改称し、職員の意識改革

2. 教育分野

「学び育てる兵庫県」として、教育に重点を置いています。

政策3 若者の可能性を広げる高等教育

<目標>若者(20~30歳代)の転出超過数0人を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • 私立高校授業料の実質無償化を実施
  • 中高校生の塾費用補助の検討
  • 「兵庫県立大学を中心とした国公立・私立大学のネットワーク化」、授業・単位交換制度など相互提携強化
  • 大学における英語授業の促進、名物先生の招聘、24時間図書館化の促進
  • 県費で毎年100人の大学生の海外留学実施
  • 夢をもって希望する学校に進学できる奨学金制度その他の兵庫県独自の「子どもの夢・応援制度」を創設
  • 県立大経営改革、授業料無償化を検討

政策4 先生の負担を減らし、きめ細かに子どもに向き合う魂の教育

<目標>「住んでいる地域では、心の豊かさを育む教育や活動が行われている」と思う人の割合は28年度36.1%なので、50%以上を目指します(平成33年度まで)

<目標>「目的をもって学んでいるものがある」人の割合は28年度45.1%なので、60%以上を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • 先生が教育指導に集中できるよう学校の労働環境を「大改革」
  • ICT技術を積極的に導入し、教員の徹底的な残業時間削減・負荷軽減
  • 生活指導や部活などから教師が手を引けるよう、教師の仕事を補佐する外部人材の積極的な配置を実施
  • 思考力や問題解決能力、学ぶ意欲、心の強さを持つ教育プログラムを実施
  • 多様な大人と触れるチャンスを増やし、子どもの意欲や感性を刺激する社会との連携プログラムを増加
  • 兵庫県出身者の協力をもらい、自分の能力や適性、可能性、夢を考えるキャリア教育を推進
  • プログラミング教育、コミュニケーション能力向上など、グローバルで活躍できる人材育成かつ地域に貢献できる人材育成
  • 地域型スポーツクラブの積極支援、学校の部活支援への協力要請
  • スポーツレクリエーションなどスポーツを自分のペースで楽しめる、健康に役立てる環境づくり

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3. 観光分野

「みんなが行きたい兵庫県」として、日本酒などの観光資源や太平洋側から日本海側までの環境の多様性有効活用を考えていらっしゃいます。

政策5 世界一の楽しい体験ができる観光政策

<目標>観光入込客数1.8億人目指します(平成34年度まで)

【具体的な施策】

  • 特産品・インバウンドの広告塔として勝谷が全国を積極的に動きまくるトップセールス
  • 有名温泉や観光地に限らない隠れた名物も含めた、今ここにある「兵庫らしさ」の魅力創造
  • 「兵庫メシ」の進化とチャレンジする人・会社を支援、兵庫の食文化を確立し、食文化を通じた観光振興、地元も観光客も楽しめる楽しい、一期一会
  • 観光体験を企画
  • 東京五輪・大阪万博との連動・全面強化
  • 大阪万博時、ポートアイランドに「日本酒館」を出展、万博会場を船でつなぐ周航
  • 国際漫画万博の開催
  • プロスポーツクラブやスポーツ産業のグローバル展開・世界戦略の積極的支援
  • 学芸員などの多様な専門家を中心に「兵庫らしさ」「兵庫の歴史」の魅力の「見える化」研究を支援

政策6 儲かる未来産業振興

<目標>1人あたりの県民所得増加を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • グローバル企業の先端技術研究所など研究開発拠点の誘致を推進
  • 理研などポートアイランドにある先駆的先導的研究機関と県の連携や支援を強化、世界一の研究都市に向けた取組の展開
  • 人工知能、IoTなど企業の先端技術の実証実験を積極的に支援
  • 中堅老舗企業の再編、再成長の後押し
  • 中小企業の対外進出やデジタル戦略や技術開発の支援
  • 政府関係機関、グローバル企業本社機能・研究機関・サテライトオフィスの積極的な誘致
  • 意欲を持つ農林水産業の新規就業者への物理的・精神的バックアップ
  • 兵庫県人の誇れる技術や巧みな技術・職人の体験や「なぜそれが凄い技術なのか」を時代背景を参照しながら、次世代・子どもに語り継ぐプログラム推進
  • 大学、高専、高校が連携した感性溢れるクリエイティブな人材育成を支援
  • 自宅作業・残業削減のための業務改善・サテライトオフィスでの業務・オープンイノベーション・育児休暇取得など企業の「働き方改革」を支援

4. 暮らし

「終の住処だ、安全安心の兵庫県」と銘打ち、「ああ、ここで生きて、そしておわっていきたいなあ」と思われる県土を作れることを命懸けでやりたい、としています。

政策7 日本を先導する安心モデルの確立

<目標>「住んでいる地域は、高齢者にも暮らしやすい」と思う人の割合は28年度49.9%なので75%以上を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • 元気なおばあちゃん・おじいちゃんが地域の活力となるよう、行政からの委託業務などを増やして高齢者の活躍の「場づくり」
  • 市町のデータヘルス事業を支援し、事実に基づいた高齢者の認知症予防、健康増進などの総合的な取組を推進
  • 医療行政の抜本的見直し(医師の配置の合理化、かかりつけ医と基幹病院の役割分担の徹底)、県民の医療についての理解促進
  • 街のかかりつけ医やかかりつけ薬局を県民が持つことを支援し、病気を未然に抑えつつ、地域で県民の健康を守る体制を構築
  • 在宅医療にせよ施設での介護にせよ、本人の意向が最大限に尊重されつつ、家族も過重な負担を負わない、機能する地域包括ケアシステムを構築
  • 企業のICT技術やアプリを活用した健康増進プログラムの開発支援
  • 認知症予防、遠隔医療、地域での見守り、買い物難民解決など地域課題解決のため、企業のIoT実証実験を積極的に支援、必要なら特区申請

政策8 「無縁社会」から「明るく楽しい地縁社会」へ:兵庫モデル確立へ

<目標>高齢者の虐待死0・孤独死0、自殺者0を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • 犬猫の殺処分ゼロ
  • 親亡き後の障害者施策の充実
  • 「引きこもり」の現状調査、問題解決策の検討
  • 自殺予防のための地域での声かけ・挨拶促進
  • 福祉の現場で働く専門家・関係者のニーズ・声を丁寧に聞き取り、政策に反映
  • 悩みにあった心理カウンセリングや相談体制の支援強化
  • 成年後見人制度の抜本的な見直し(成年後見人への適正な評価・対価の補償)
  • 介護事業所や介護福祉現場におけるサービス上の問題点を国に積極的に提言

政策9 安心・安全のための県民サービス向上

<目標>28年における刑法犯認知件数53,183件から30%減少を目指します(平成33年度まで)

<目標>特殊詐欺被害30%減少を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • ­オレオレ詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺、還付金等詐欺、悪質商法などの特殊詐欺を徹底的に撲滅、危機管理力のさらなる充実・強化
  • 県警のサイバー対策強化
  • 神社仏閣、重要文化財や国宝などへの液体がかけられる被害の徹底防止
  • 自衛隊OBOGを活用した県の危機管理対応能力の強化
  • 北朝鮮の拉致被害者の奪還作戦で県ができることを実行
  • 朝鮮学校への運営費補助金の見直し
  • センサー、ドローン、ロボットなどの先端技術を野生生物・有害鳥獣対策に活用し、被害減少
  • 花粉の出ない森林づくりのための植林推進
  • ゲリラ豪雨・治水対策の研究支援
  • ビッグ・データ分析に基づく交通事故対策
  • 先進技術を活用した先進安全自動車の開発・実用化・普及を促進
  • 道路の踏切解消・渋滞解消を支援
  • 災害の際に適切に対応するための事業継続計画(BCP)策定を支援
  • 南海トラフ地震に向けた臨場感のある「いっせい防災行動訓練」実施
  • 減災技術の共同研究(E-ディフェンスを活用した)を積極的に支援し、その研究成果を積極的に発信
  • 地球温暖化を防止のための「ひょうごカーボン・オフセット」のさらなる促進
  • 近隣県と連携して「脱原発」を推進

5. 行政の透明性

「明るく透明、兵庫県」として、闊達な論議と、対立しても最後はより高い場所での解決を見つける「議論力」を持つことを提言されています。

政策10 将来に負担を残さない徹底的行政「改善」

<目標>事業の見直し比率60%を目指します(平成33年度まで)

<目標>(1)~(4)の重点事業に必要な財源確保を目指します(平成33年度まで)

【具体的な施策】

  • 都道府県ワースト1位の将来負担比率改善のための財政再建
  • 目標達成度による予算編成方法の検討、事務事業の徹底的見直し(廃止、休止、改善、民間委託、住民協働推進など)
  • 民間委託や地域の活力の登用を積極的に推進
  • 県庁と各市役所・町役場との連携・協力の強化(上下でなく、対等で切磋琢磨する関係に)
  • 抜本的な外郭団体経営改革を推進
  • 各種補助金の見直し
  • 県政150年記念事業は無駄遣いせず必要最小限に縮小
  • 「初代兵庫県庁舎復元事業」は白紙撤回
  • 県有地の積極的売却、ネーミングライツを積極的に推進で収入確保
  • ネットでのコミュニケーション・広報広聴強化
  • 県民が気軽に意見できる「ネット目安箱」設置と政策への反映
  • 開かれた県政のための知事室の開放、勝谷が県民との対話集会を実施
  • 難解な「行政用語」の禁止(わかりやすいデザイン・言葉遣いの徹底)
  • 県民参画・パブリックコメントの改革
  • 情報公開の徹底、外部の目をいれて政策過程を「オープン」化、外部監査・外部評価委員制度の充実
  • データ分析にもとづく政策形成と政策検証、「政策の失敗」研究の実施
  • 人工知能やロボットなどを活用した行政業務改善の実証実験実施
  • 県立姫路循環器病センターと製鉄記念広畑病院の建設予定地の見直し
  • 女性幹部層の積極的登用、休暇取得、残業削減、ワークライフバランス確保、メンタルヘルスや職員のモチベーション向上のための「働き方改革」の推進、まずは県庁から実践し、各企業・団体での取り組みを支援
  • 行政職員の業務量の「見える化」で業務コストを分析
  • 地域の問題解決にどれだけ貢献したのか、限りある時間でどれだけチームで成果を出したのか、どれだけ改善したのかなど県民益を重視する人事評価制度の抜本的改革
  • 県知事多選禁止条例の制定

最後に

勝谷誠彦兵庫県知事候補の考える兵庫県政の3つ課題と重点を奥5つの分野と10の政策をまとめて見ましたがいかがでしたでしょうか?

兵庫県知事選の投票の参考になれば幸いです。

この記事では書ききれなかった勝谷誠彦氏の思いなどは、こちらの勝谷誠彦氏の政策データベースに詳しく書かれておりますので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。

<参考サイト>
政策データベース

 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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