今も昔も刑事といえば警視庁刑事部捜査一課であり、その捜査一課をまとめあげる捜査一課長が脚光を浴びます。

でもちょっと待ってください。

捜査一課と言うくらいですから、警視庁刑事部には捜査二課もあリます。

2017年春ドラマの「小さな巨人」でも捜査一課長と捜査二課長の激しい対立が描かれていま須賀、有名な捜査一課に比べて捜査二課のことはあまりよく知らない方が多いのではないでしょうか?

 
この記事では日頃から注目を集める警視庁捜査一課長と目立たない印象のある捜査二課長それぞれの担当する仕事の違いや階級や年収などの待遇の違いを調べてみました。

また捜査一課長と二課長の対立関係や所轄との関係などについても迫ります。

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警視庁捜査一課長と捜査二課長の待遇や担当する仕事を比較

まずは視庁捜査一課長と捜査二課長のそれぞれが所属する捜査一課と捜査二課が担当する仕事内容について比較します。

捜査一課の担当する仕事

捜査一課長が掌握する警視庁捜査一課は、殺人、強盗、暴行、傷害、誘拐、立てこもり、性犯罪、放火などの強行犯と言われる凶悪犯罪の捜査を扱う部署です。

テレビドラマなどでは、視聴者に共感してもらうために、強盗殺人事件などの一般人が巻き込まれる可能性が高い事件が扱われることが多いので、どうしても主役の刑事は捜査一課の捜査員や捜査一課長になることが多いのですね。

捜査二課長の担当する仕事

捜査二課長が掌握する警視庁捜査二課は、贈収賄、選挙違反、通貨偽造、詐欺、横領、背任、脱税、サイバー犯罪・商法違反などのいわゆる知能犯罪の捜査を扱う部署です。

捜査二課が扱う犯罪は、一般人が巻き込まれる可能性が低いので、視聴者の共感が得にくいので、テレビドラマなのでも捜査二課の捜査員や捜査二課長が主人公となることはあまりないのでしょうね。

捜査一課長と捜査二課長の待遇や階級を比較

次は捜査一課長と捜査二課長の待遇や階級を比較してみます。

 
まず階級ですが、捜査一課長の階級が警視正であることは有名ですが、捜査二課長も同じく警視正の階級にある者が任命されるようです。 階級的には同格ですね。
(参考:http://usefultopic.com/archives/1971.html)

 
ただし、捜査一課長と捜査に課長では、就任するまでの経歴に明確な違いがあります。それはノンキャリア組かキャリア組かということです。

キャリア組とは、国家公務員試験に合格した国家公務員で警察庁に配属された「警察官僚」を指します。キャリア組は警察庁に勤務しますが、警視庁や県警本部に出向することもあるそうです。ちなみに警察庁長官や警視総監は必ずキャリア組が就任するとか。

ノンキャリア組とは、上で説明したキャリア組以外の警察官で、通常は地方公務員試験に合格して警察官となったものです。

捜査一課長は、現場での刑事経験が豊富なノンキャリア出身者が任命されるのが慣例となっています。一方、捜査二課はキャリア組が就任するポジションとされており、キャリア組が現場経験を積んで官僚として出世するための人気ポジションとなのだそうです。

 
ではそれぞれが率いる組織の規模はどうなのでしょうか?

捜査一課は総勢400名弱の大所帯です。

一方の捜査二課は350名程度のようです。

若干捜査一課の方が人員は多いですが、動員力的には同程度と言えるかと思います。

 
次に待遇ですが、公務員である警察官の給料は階級により明確に定められています。

警視正の給料は、基本給与で月額が34万円〜46万円程度です。

これに賞与(ボーナス)や諸手当がついて、年収としては650万〜1000万円くらいだそうです。

捜査一課長、捜査二課長とも警視正ですから、年収は同じ幅の中にあり、あとは仕事の実績と年次などで査定に差がつくのでしょう。

しかし、こちらの記事にあるように、諸事情により捜査二課の検挙数が極端に低いという事情もあるので、捜査一課長の方が捜査二課長よりも査定が高い可能性はありますね。

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警視庁捜査一課長と捜査二課長は実際に対立しているの?所轄との関係は?

身内の恥である実際の組織の不仲を警察の人間が大声で外部に話すことはないでしょうから、明確な証言を見つけることはできませんでしたが、警視庁内での同格の捜査一課と捜査二課ですから、組織間のライバル意識は相当に強いのではないかと思います。

それぞれの課長がノンキャリアとキャリアということで、当の本人同士並ならず課の捜査員の間でも「現場意識」と「エリート意識」の対立はきっとあるのでしょうね。

それ以前に、捜査一課と捜査二課は扱っている事件の領域が明確に分けられているので、よその仕事には口を出さないのではないでしょうか。それでなくても公務員は究極の縦割り社会ですから。

そのようなよそよそしさが、「組織の対立」という噂として独り歩きしているのではないかと思います。

 
また、警視庁と所轄との関係ですが、「火のないところに煙は立たない」と言うように、これだけドラマで描かれているということは、それなりに対立はあるのでしょう。

しかしそれは、対立というよりも、公の暴力組織である警察が自分たちを律するために定めた「階級と命令系統には服従する」という基本的な行動指針が、「警視庁」VS「所轄」という構造に見えているだけなのではないかと思えます。

まとめ

警視庁捜査一課長と捜査二課長の担当する仕事の違いや階級や年収などの待遇の違いを調べてみました。

捜査一課長に比べて目立たない印象のある捜査に課長ですが、最近はサイバー犯罪などの捜査二課が扱う事件も身近になってきています。クラッカー(犯罪をはたらくハッカー)などのサイバー犯罪などに焦点を当てて、捜査二課や捜査二課長を主人公にしたドラマが流行るかもしれませんね!

 
捜査一課長についてはこちらの記事でも詳しくまとめていますので、興味ある方がご覧になってみてくださいね。
捜査一課長と所轄署長はどちらが偉い?階級と年収や給料を比較

 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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